アイリスオーヤマのサーキュレーターには、PCF-SC15Tと見た目と性能が同じように見えるAZ-SC15TECーWがありますが、異なる点が実は11個あるので紹介します。
PCF-SC15Tは、サーキュレーターアイシリーズの代表ともいえる先発のモデル、AZ-SC15TECーWは、その性能を引き継いたAmazon限定販売の後発モデルとなります。
でも、
「何が違うの?」
「性能に違いはあるの?」
と疑問に思い、
「どちらを選べばいいの?」
と迷ってしまいますよね。
そこでそんな方のために、実機でAZ-SC15TECーWとPCF-SC15Tの11の違いについて紹介します。
是非、最後までお読みいただき、参考にしてみてください。
AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tの11の違い
アイリスオーヤマのサーキュレーターシリーズは、国内外での累計販売台数を2,000万台(2024年3月)を記録した大ヒット商品です。
AZ-SC15TEC-Wは、その中核となるサーキュレーターアイシリーズ代表格のPCF-SC15Tの後発機に位置し、Amazon限定販売品となります。
後発のAZ-SC15TEC-Wには、PCF-SC15Tと比較した場合、異なる点が11個あります。
- 背面ガードまで水洗いが可能になった
- 本体カラーが艶のないマット調のホワイトに変更、エンブレム部分も若干変更
- サイズと重量の違い(高さが0.2m低くなり、重量が0.1㎏軽くなった)
- 操作パネルカラーがブラックからホワイトに変更
- リモコンのカラーがブラックからホワイトに変更
- 本体にリモコンが収納できるようになった
- 切タイマーが1h/2h/4hから2h/4h/8hに変更
- 操作部のランプの明るさを減少させることができるようになった
- 取扱説明書が紙でなくWEBになった
- 消費電力と電気代が少し抑えられた
- 販売価格が安くなった
これらの違いを詳しく見てみましょう。
背面ガードまで水洗いが可能
どちらも工具なしで、前面ガードとプロペラまで分解が可能です。
AZ-SC15TEC-Wは、さらにドライバーが必要となりますが、後方ガードまで分解が可能となっています。
そのため、以前よりもきめ細かく清掃ができるようになりました。
取り外しのための所要時間は約1分ほどでした。
カラー(本体、操作パネル、リモコン、エンブレム部分)
本体カラー
本体カラーは同じホワイトでも、AZ-SC15TEC-Wは艶のないマット調のホワイトです。
操作パネル
操作パネルは、AZ-SC15TEC-Wのホワイトに対して、PCF-SC15Tはブラックとなります。
操作する上で、どちらが使いづらいということはありませんでした。
リモコン
リモコンも、AZ-SC15TEC-Wのホワイトに対して、PCF-SC15Tはブラックとなります。
こちらも、どちらが使いづらいということはありません。
エンブレム部分
AZ-SC15TEC-Wは、艶なしのブラックです。
PCF-SC15Tは、光沢のあるブラックがシルバーの丸枠で囲まれています。
サイズと重量
サイズと重量は、少しだけ変更されています。
AZ-SC15TEC-WはPCF-SC15Tに対して、高さが0.2㎝低くなり、重量は0.1㎏軽くなっています。
ただし、言われてみて初めて分かる程度の差ですので、その違いは全く気にすることもないでしょう。
リモコンの収納
どちらも持ち手がありますが、AZ-SC15TEC-Wはその部分を利用してリモコンが収納できるようになっています。
サーキュレーターアイシリーズの型番に「15」とある羽根径が15㎝タイプは当初、リモコンが収納できないものが多く、正直リモコンを失くしそうで困っていました。
ユーザーのそういった意見を反映したためか、最新機種はこのように、ほとんどの機種でリモコンが収納できるタイプになっています。
ちなみに最新機種で型番でよく見る「EC」は、分解できるタイプに付けられています。
「サーキュレーターアイシリーズの型番での見分け方」を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
機能(切タイマー、操作部のランプの明るさ)
切タイマーが1h/2h/4hから2h/4h/8hに変更されています。
AZ-SC15TEC-Wは、より長く切タイマーが行われる仕様になっています。
また、「リズム」ボタンをなが押しすることで、操作部のランプの明るさも減少することができます。
ただし、完全に消灯することはできません。
かすかな光も気になる方は、完全に消灯ができて消音もできる2024年4月5日に販売された、最新機種「PCF-SDC15T-EC」がおすすめです。
こちらはDCモーターで、より強力になっています。カラーもホワイトだけでなく、ピンクやブルー、ホワイトウッド、アッシュグレー、ブラックウッドなどバリエーションが多くなっています。
WEBの取扱説明書
AZ-SC15TEC-Wには、紙の取扱説明書がなく簡単ガイドのみです。詳細はWEBの取扱説明書になり、URLが記載されています。PCF-SC15Tにはないものです。
WEBの取扱説明書は、Amazon限定品のAZ-SC15TEC-Wのみとなります。
ちなみにAZ-SC15TEC-Wには、性能が全く同じPCF-SC15T-ECという機種があります。
「これも気になっていた!」という方は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
消費電力と電気代
AZ-SC15TEC-Wは、PCF-SC15Tと比べて消費電力が少しだけ抑えられています。
消費電力 | 電気代(1時間あたり) | |
AZ-SC15TEC-W | 37W | 約1.14円 |
PCF-SC15T | 38W | 約1.15円 |
販売価格
AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tのそれぞれの販売価格(税込み)を以下にまとめました。
Amazon | 楽天市場 | Yahoo! | |
AZ-SC15TEC-W | 6,980円~6,540円 | – | – |
PCF-SC15T | 7,051円 | 6,480円 | 6,980円 |
2024年2月のAmazonで販売されたAZ-SC15TEC-Wは、 2018年03月に発売されたPCF-SC15Tの後継機で進化したモデルですが、価格は同水準かそれ以下となっています。
AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tとのスペックを比較
ここで、AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tとのスペックを比較をまとめてみました。
メーカー | アイリスオーヤマ | アイリスオーヤマ |
型番 | AZ-SC15TEC-W | PCF-SC15T |
本体カラー | ホワイト(艶なし) | ホワイト(艶あり) |
羽根のサイズ | 15㎝ | 15㎝ |
到達距離 | 25m | 25m |
対応畳数 | 18畳 | 18畳 |
モーター | ACモーター | ACモーター |
電圧 | 100V | 100V |
消費電力 | 37W | 38W |
電気代 | 1時間:約1.14円 | 1時間:約1.15円 |
首振り(上下) | 自動:約75° | 自動:約75° |
首振り(左右) | 自動:約90° | 自動:約90° |
風量調整 | 5段階 | 5段階 |
静音レベル | 35db(風量2において) | 35db(風量2において) |
特殊機能 | リズム送風・明るさ調整 | リズム送風 |
タイマー機能 | 2h/4h/8h | 1h/2h/4h |
付帯サービス | WEB取扱説明書 | – |
リモコン | 〇(収納スペースあり) | 〇 |
幅 | 21㎝ | 21㎝ |
奥行 | 21㎝ | 21㎝ |
高さ | 28.8㎝ | 29㎝ |
本体重量 | 約2.0kg | 約2.1kg |
コードの長さ | 約1.4m | 約1.4m |
保証期間 | 1年 | 1年 |
価格 | 約6,500円(Amazon限定) | 約6,500円~7,000円 |
AZ-SC15TEC-WはPCF-SC15Tの後継機ということもあり、このようにスペックを比較すると機能や消費電力、重量、リモコンの収納スペースなどが改善されていることが分かります。
ただし、サーキュレーターとしての性能は同じで、風の到達距離や適用畳数はそのままとなっています。
果たして本当にAZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tの性能は同じなのか?
公式サイトや販売サイトを見ると、AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tの性能は同じになっています。
でも、実際はどうでしょうか?
両機種とも実機があるので試してみました。サクッと動画でまとめてみました。
動画で分かるように一定の距離で計測すると、両機種とも風速はほぼ同じです。
至近距離から試してみましたが、風速の差は見られませんでした。
風量を左右する羽根径も同じく15㎝ですので、
結果、AZ-SC15TEC-WとPCF-SC15Tの性能は同じといえるでしょう。
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